独自の価格評価システム
項目ごとに数値化、
その合計点に従い
価格を設定する
株式には市場がありますし、またPERやPBR等の指標で、その企業の株価が、割高か割安かはある程度目鼻はつけられます。不動産は相対ですが、賃貸収入からくる利回りとの比較で大まかな適正金額は出てきますし、賃貸で払う金額と購入して払うローンの返済額との見合いで購入限度額も計算できます。車もネット等でリセールバリューは推察できるようになりました。ですが絵画においては、販売側の言い値で、その一方で大幅な値引きを謳っていたりもしていて不安がつきまといます。日本人画家なら年鑑等で、号あたりの評価の目安もありますが、それも作者の言い値で、市場の評価ではありません。
当社は、販売価格を独自開発の価格評価システムを通じて設定しています。価格をASKと表示し相手によって値段を変えたり、流行に合わせ高い価格をつけるといった手法は採っておりません。当店の考える上質な絵の基準として、大きさや細かさ、構図や色合い等、いくつかの項目に分け、その項目ごとにAI等で解析し数値化、その合計点に従って価格を設定しています。これにより流行や人間の勝手な判断を排除し、可能な限りデジタルで評価していく手法です。もちろんAIでは評価しきれない部分もあるため、それについては暫定的に人間の目で補正をかけていますが、AIのキャッチアップの度合いによって順次デジタルに切替えていく方針です。
一方で、国内では無数の絵画が販売されています。これを無差別に多数取り込みデータベース化、それをもとに「ではこの絵の価値は」と帰納法的に価格を導き出しています。それと前段の価格評価システムで得られた価格との比較を深層学習させ、両者の精度を向上させております。

傾向としましては、大きな絵や細かい描写の作品、立体感や動きのあるような作品の評価は高くなり、一筆書きのようなシンプルな作品の評価は低くなります。また誰の作品というような先入観等は排除し、作品そのものを評価しています。
もちろん、これは当社の価値観で、正解と言い切るには無理があります。ですが、なぜ当店がこの値段に設定しているか、の説明はできる仕組みとなっています。またこのような独自の判断基準が複数生まれてくることで、絵画市場も透明性を持った安心感のある市場に変化していくのではと考えます。